診察椅子・患者用椅子の定義とおすすめの仕様

■ 診察椅子・患者用椅子の定義とおすすめの仕様

診察椅子・患者用椅子とは、病院やクリニックの診察室で使用される患者様が座るための椅子でございます。 特別な規定や基準はなく、製品の呼び方も椅子・チェア・スツールなど、まちまちでございます。 ここでは診察椅子・患者用椅子の定義とおすすめの仕様をご案内させて頂きます。

●診察椅子・患者用椅子とは

前述の通り、診察椅子・患者用椅子とは、病院やクリニックの診察室で使用される患者様が座るための椅子でございます。 特別な規定や基準はなく、製品の呼び方も椅子・チェア・スツールなど、まちまちでございます。 オフィス家具メーカーや医療機器メーカー、家具メーカー等で製造・販売されている場合が多く、価格帯も多岐にわたります。 張地はビニールレザー張りが多く、背もたれ付き、背もたれなし、ベース（円盤脚）タイプ、キャスター脚が主な仕様となります。 特別な規定や基準が無いため、診察に支障がなければどの製品を使用しても問題はないのですが、 こと患者様が使用される製品となりますので、なるべく安全・安心に使用できる製品を選ぶ事が重要でございます。

●おすすめの仕様-1　　つまづきにくい円盤脚

下肢の不自由な患者様、特にご高齢の患者様は椅子に着座または移動する際につまづいたり、場合によっては転倒してしまうこともございます。 キャスター脚タイプや、パイプ椅子等を使用する場合はこのリスクを抱える場合が多く、病院・クリニックスのタッフも注意が必要となります。 円盤脚タイプの場合はつまづきにくく、かつ安定した状態を保てますので、患者様がつまづくリスクを軽減できます。

●おすすめの仕様-2　　低めの背もたれ付き

診察椅子・患者用椅子として多く利用されているのが、背もたれが無いスツールタイプでございます。 スツールタイプはどの方向からも座りやすく、軽量・コンパクトであるため、スタッフも扱いやすくかつ金額も低めでございます。 扱いやすい一方で、患者様が座っている状態の安定感がかける場合がございます。 また、ご高齢の患者様は椅子に着座する際に椅子の座面に手を掛けてから座る事が多く、その際背もたれが無いスツールタイプでは、手が滑って転倒してしまうこともございます。 診察に支障がない程度に設定された背もたれが付いている椅子はそのリスクを軽減し、かつ着座時の安定感も増します。 座の回転ロック機能が付いていれば、尚安心でございます。

●おすすめの仕様-3　　張地は耐次亜塩素酸ナトリウム

新型コロナウィルス感染拡大の影響で、アルコール消毒は日常生活にすっかり溶け込んでおります。 医療機関でも家具類の消毒は基本的な事となっておりますが、椅子関係の張地においてアルコール消毒には対応するものの、耐次亜塩素酸ナトリウム機能を持たないものもございます。 アルコール消毒はコロナウイルス、インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、風疹ウイルスなどのエンベロープウイルスの不活性化には有効ですが、 ノロウイルス、ロタウイルス、ポリオウイルスなどのノンエンベロープウイルスには次亜塩素酸ナトリウムが有効でございます。 今後新型ノンエンベロープウイルスの感染拡大が起こらないとも限りませんので、診察椅子・患者用椅子は耐アルコール＆耐次亜塩素酸ナトリウム機能をもった張地を使用した製品を推奨いたします。

診察椅子・患者用椅子には特別な規定や基準はなく、製品の呼び方も椅子・チェア・スツールなど、まちまちでございます。 患者様が使用される製品となりますので、なるべく安全・安心に使用できる製品を選ぶ事が重要でございます。

大手オフィス家具メーカー・オカムラ製の患者用チェア。 つまづきにくい円盤脚、小さめの背もたれ、立ち上がりに楽な肘、不意の座回転を防ぐ座回転ロック機能、耐アルコール＆耐次亜塩素酸ナトリウムレザー張りと 患者用チェアとして理想とされる全ての機能を備えた、ハイスペックチェアでございます。

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