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■ 快適なオフィスチェアを選ぶために重要な3つのポイント

人間は、進化の過程で4本足から2本足で立つようになりました。 2本足で重力に対してバランスをとるために、背骨はS字形状になったのです。 ところが、座ることによって背骨のS字形状が崩れてアーチ状になり、腰や椎間板への負担がおおきくなります。 すると、腰を痛める、疲れる、内臓を圧迫するなど上半身の様々な疲労を起こす原因となります。

二足歩行の人間は、立っているときに体が一番自然な状態になるため、座っているときにも立っているときと近い形に骨盤を維持するのが理想の形です。 しかし日本人の骨盤は欧米人に比べて「椅子に座ると寝てしまいやすい」ために、疲れない座り方をするのが難しいといえます。 そんな座り下手な日本人が、安定した姿勢を保って座るためには、まず椅子の座面から考える必要がございます。

● ポイント1  体圧が適正に分散されている事

接触面積を広げることで、身体の表面にかかる圧力(体圧)が局所的にかかるのを防ぐことを「体圧分散」といいます。 硬い板の上に座った場合の体圧は集中し、柔らかい面に座った場合は分散します。 しかし一方で、あまり柔らかい面は姿勢が崩れやすくなるため、適度に安定感を持つことも座面にとって必要な要素となります。 例えばメッシュ素材は一見、体圧をうまく分散できそうに見えますが、ハンモックと同じで体重がかかる場所が沈み込むだけで姿勢も安定しにくい事も事実でございます。 先進のオフィスチェアでは、適度な固さのウレタンクッションを使い、その形を体に沿わせることで体圧を分散できる座面を多く採用しております。 さらには、お尻のあたる部分をあえて少しだけ凹ませた座面を採用し、凹みにお尻をフィットさせることでお尻が前にすべって骨盤が寝てしまわない様に工夫されております。

● ポイント2  背骨を自然なS字形状に近づける事

人が座った姿勢をとる場合、背骨のS字形状が崩れてアーチ状になりやすく、その結果上半身のさまざまな疲労をおこす原因となっています。 そのため、座った姿勢でも背骨を自然なS字形状に近づけることが必要ですが、座っているうちに無意識に姿勢は崩れてしまいます。 先進のオフィスチェアでは、S字形状を正しく保つための背もたれ形状やサポート機能が搭載されており、S字形状をより保ちやすくしています。

● ポイント3  適正とされるサイズに調整できる事

一見、同じ体格の人でも姿勢差によってS字形状には個人差が生じます。背骨の形は大きく分けて極S字、S字、I型の3つのタイプがございます。 このタイプの違いや座高の高さに応じて、腰を支える機能の位置や、張地のテンションの張り具合などを調整できる事が理想でございます。 一方で骨盤の大きさは体格差による個人差がそれほど大きくないため、背もたれに腰部が自然に当たるように深く座り、背もたれや座面の形状で骨盤をサポートすることにより、背骨を自然なS字形状に近づけることができます。 さらに背中のサポート面を広げるためには、S字形状の個人差にも対応できる「ランバーサポート」と呼ばれる機能が有効です。 先進のオフィスチェアでは、個人差に対応できる調節機能をふんだんに搭載し、個人の適性サイズに調整しやすくしております。

姿勢は体型の個人差だけでなく、働き方によっても変化します。 紙の書類を書くような仕事では身体は前のめりになりますが、PCの入力作業では逆に背もたれにもたれかかっている場合が多く、骨盤が寝た状態になりやすい状態といえます。 デスクトップPCとノートPCでも目線の高さは異なる、タブレットやスマートフォンを使うときもまた姿勢は変わってきます。 体型の個人差はもちろん、多様な働き方に合わせていかにフレキシブルに腰をサポートできることも、今の時代のオフィスチェアに求められる条件になっております。

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背もたれに通されたワイヤーを、1ミリ単位で締めたり緩めたりすることで、背面から腰を支えるテンションの張りを細かく調節できるのがポイントです。 さらにワイヤーがくつひものように1本でつながっているため、前傾姿勢のときは腰の高い位置に、背面にもたれかかったときには腰の低い位置に、姿勢に応じて最もテンションの高い位置がフレキシブルに変化します。 自分の姿勢にランバーサポートがぴったり寄り添ってくるような感覚でございます。