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■ 前傾姿勢をささえる機能をそなえたオフィスチェア5選+1

一般的な直立〜後傾姿勢をサポートする機能にくわえて、前傾姿勢をサポートする機能を搭載したオフィスチェアが増えてきました。 ここでは前傾姿勢をささえるオフィスチェア5選+1をご案内させて頂いておりますが、まず前傾姿勢をささえるオフィスチェアが必要とされる原因について考察させて頂きます。

従来のオフィスチェアのほとんどが、ひとつのテクノロジーで、ひとつのタスクを、固定されたひとつの姿勢で仕事をする人のためにデザインされていました。 マルチデバイスが普及している中で、体は小型化されたデバイスによって姿勢が変化しながらも、そのほとんどが適切に支えられていない状態でした。 これらの課題を受け、さまざまな作業姿勢をささえるため前傾姿勢をサポートする機能を搭載したオフィスチェアが開発されてきました。

● 前傾姿勢をささえるオフィスチェア1 コクヨ・インスパイン

多様化するデバイスや変化するワークスタイルにあわせて着座姿勢を最適にサポートするオリジナル機能を搭載。 先進ワークスタイルに必要な、多様な調節機能と、身体にしなやかに追従する座り心地を併せ持つハイスペックモデルです。

座面左下のレバー操作により、座の前縁が最大20mm沈みます。ガスダンパー機能によりスムーズに前傾する事ができます。 座面角度は任意の位置で固定が可能ですので、好みに合わせた角度に座面を微調節することができます。 ポスチャーサポートシートで骨盤の前ズレを防止することにより、座面を前傾させても前すべりせず、しっかりと骨盤を保持します。 背もたれを後傾状態で固定し、その状態で座面を前傾した状態で固定する事ができる、数少ないオフィスチェアです。

● 前傾姿勢をささえるオフィスチェア2 コクヨ・ベゼル

働き方やツールの多様化に伴う着座姿勢の変化もサポートする新機能を搭載。前傾姿勢から後傾姿勢まで最適にサポートします。 滑らかな曲面を描く背フレームは見た目に美しく、シンプルにまとめたデザインがさまざまな空間に調和します。

座面左下のレバー操作により、座の前縁が最大20mm沈みます。インスパインとは異なりガスダンパー機能が無いので、ガタンと前傾します。 座面の傾斜を元に戻すときは、腰を浮かせてレバーを前に引くと初期の角度に戻ります。 ポスチャーサポートシートで骨盤の前ズレを防止することにより、座面を前傾させても前すべりせず、しっかりと骨盤を保持します。 インスパイン同様に背もたれを後傾状態で固定し、その状態で座面を前傾した状態で固定する事ができる、数少ないオフィスチェアです。

● 前傾姿勢をささえるオフィスチェア3 オカムラ・サブリナスタンダード

美しい曲線を描くリングフレームと透明感のあるメッシュクロス、従来のオフィスチェアの概念を一新する革新的なスタイル。 様々な環境や姿勢に応える優れたフィット感と先進の操作性能。新たなインスピレーションを創造する、先進のプレミアムメッシュチェアです。

座面左下のレバー操作により、背もたれと座面が連動して前傾します。 背もたれは直立状態0°から、前方に10°傾斜します。 座面は微妙に前傾する程度ですが、背もたれが前傾して背中を押すような状態になるため座面も前傾するような感覚です。 またサブリナの座面前部は少し傾斜した形状となっておりますので、前かがみになった時にあまり違和感を感じません。 インスパインとベゼルは背もたれの状態に関係なく座面が前傾するのに対し、サブリナでは背もたれが前傾しないと前傾姿勢状態をとる事ができない点がことなります。

● 前傾姿勢をささえるオフィスチェア4 オカムラ・シルフィー

背のカーブを変えられる、新感覚のオフィスシーティング。 それぞれのカラダにあわせて手を添えて包み込まれる様な優しい座り心地を実現した、これからのオフィスにふさわしいスタンダードチェアです。

座面左下のレバー操作により、背もたれと座面が連動して前傾します。 背もたれは直立状態0°から、前方に10°傾斜します。 座面は微妙に前傾する程度ですが、背もたれが前傾して背中を押すような状態になるため座面も前傾するような感覚です。 またシルフィーの座面は3次元曲線のシート形状となっておりますので、前かがみになった時にあまり違和感を感じません。 サブリナ・スタンダード同様に、シルフィーでは背もたれが前傾しないと前傾姿勢状態をとる事ができない点がことなります。

● 前傾姿勢をささえるオフィスチェア5 アーロンチェア

高機能オフィスチェアの代名詞であるアーロンチェア。 人間工学を徹底的に追求した機能と、時代を超えて革新性を保つデザイン。 長きに渡り、世界中で支持され続けているプレミアムチェアです。 独創的であり、あらゆる体型と姿勢に対応したグローバルスタンダードデザイン。 アーロンチェアは、快適な座り心地と創造性をワーカーに与えてくれます。

座面下のレバー操作により、背もたれと座面が連動して前傾します。 背もたれは直立状態0°から、前方に約5°傾斜します。 背もたれと座が同じ様な角度で連携して前傾しますが、多少おしりをうかうような状態でないと前傾した感覚は感じません。 座面後部にしっかりと体重をかけた状態ではあまり前傾しないため、使い方に慣れが必要といえます。

● 上記5選と合わせご案内したいオフィスチェア コクヨ・イング(ing)

イング(ing)は、人の体の微細な動きに合わせて360°自由に動きます。 体が動く事により心地よいリズムが生まれ、脳が活発に動きます。 イング(ing)は2階層のメカの組合せで、前傾、後傾、左右のひねりまで、体のあらゆる動きに追随します。 バネを使用しないブランコのようなメカは、動きはじめの負荷をなくし体を動かしやすくしてくれます。 さらに、動いた後はゆり戻しがあるため、バランスを崩すことなく安心して体をイスに預けることができます。

人の体の微細な動きに合わせて360°自由に動くグライディング・メカを搭載。 前後・左右・ななめ方向に、自在にスイングするイング(ing)の機能です。 一人一人の体格や体重に合わせ自然にグライディングメカが追従するためレバー等で調整をする必要がございません(スイングの強弱の調節機能はございません)。 全く新しい機能であるがために最初に座ったときにはびっくるするかと思いますが、慣れてくると自然と体が動き、体と脳が活性化します。

オフィスチェアに搭載される機能は著しく進化しており、前傾機能のみならず座面が360°自由に動くところまで進化しております。 今後も革新的な機能を搭載したオフィスチェアが開発されると思われますが、ワークスタイルとオフィスチェアの機能とのバランスを上手くとる事が大事であるといえます。